引っ込め、
冷めた自分。
出てこい、
熱い自分。

技術系 品質管理部 関東品質管理課 
K.H. 2009年入社

塩分チャージタブレッツ 
プロジェクトストーリー

品質は、チームワークでつくる。

品質管理のミッションは、出荷される商品の不良品をゼロに近づけること。そのために、工場の生産体制や設備を改善しています。塩分チャージタブレッツに本格的に関わったのは2011年から。毎年増えていく生産量に対応するため、さまざまな対策を継続しています。たとえば、空袋対策。設備構造上、タブレットが入らない空袋が発生することがあります。空袋がそのまま出荷されないように、空袋を吸う集塵機やエアーを当てて空袋を弾き飛ばす空袋除去設備を導入しました。他にも、シール剥がれなどの包装不良やタブレットの欠けをなくすための設備調整なども実施。ただ、品質管理として改善策を提案はしますが、実際に作業をするのは生産課です。さらに生産課がスムーズに作業できるような体制をつくるのが、技術課や工務課です。そのため、他部門との協力が欠かせません。お客様にご満足いただける商品を届けるためには、品質向上施策以上に、他部門との強い信頼関係が求められる仕事です。

あきらめの悪い、わたしになる。

お客さまのために、粘り強くなる。そう決意した出来事がありました。2012年、技術課からある設備の提案を受けました。それは、タブレットが欠けているかどうかを自動で画像検知するカメラ。「いいね!」となり、品質管理として導入を提案。しかし、導入は見送られました。導入費用が高く、さらに当時の品質改善の中で他に優先すべき対象があったことが理由でした。「仕方がない」と自分に言い聞かせつつも、心の中ではずっとひっかかっていました。そして、2017年に再度提案し、今度は導入決定。正確な数字は出ていませんが、目に見えて効果がありました。不良品が減った嬉しさはありましたが、2012年に導入できていれば今はもっと改善できていたはずという悔しさが入り混じった気持ちに。年を重ねるごとに不良品は減っていますが、それでもゼロにはまだなっていません。後悔するくらいなら、納得できるまでとことん提案したほうがいい。物分りのいい自分ではなく、何度だって喰らいつく自分に成長していきたいですね。

インタビュー

入社理由は?

カバヤ食品のお菓子が好き(特にジューCのサイダー味)ということもありましたが、就職説明会に来られた方が入社2年目と知って、「若い人にも仕事を任せてくれそうな会社」だと感じたためです。

どんな仕事?

受け入れ原料の分析、関東工場で生産している全商品の製品検査、お客さまからのお申し出に対して原因調査および報告書作成、工場内や従業員の衛生管理、工場全体の防虫管理を担っています。工場を回りながら、1日15種類、多いときで25種類くらいの商品の品質確認を行っています。

仕事のポリシーは?

コミュニケーションです。品質管理ができるのは改善提案までです。実際に改善策を実施するのは他部門のメンバー。協力体制を強化するためにも、日頃から密な対話を繰り返しています。

カバヤ食品のいいところは?

ひとつは、親しみやすい人が多いところ。もうひとつは、年次に関係なく挑戦させてくれるところです。実際入社1年目から、品質管理として生産部の一つの課を担当させていただきました。

どんな学生時代でしたか?

バイトもせず、ウナギの血液の研究に没頭していました。

趣味は?

ウニを食べるために宮城に行くなど、食べることと旅行が好きです。

学生へのメッセージを。

情報収集はもちろん大切ですが、最後は直感を信じて行動することが大切です。きっと自分の好きなこと、向いていることに出会えるはずですから。