先輩に支えられる
自分から、
後輩の追風になる
自分になります。

技術系 生産技術部 関東生産技術課 
N.K. 2007年入社

塩分チャージタブレッツ 
プロジェクトストーリー

トラブルって、成長のチャンスだ。

品質を維持しながら生産効率を上げる生産技術として、これまで塩分チャージタブレッツのあらゆる設備増強をしてきました。なかでも記憶に残っているのは原料を固めてタブレットを成形する新型打錠機の導入です。生産量を1.5倍ほどに増やすという優れモノ。しかし、導入当初はトラブルづくしでした。たとえば、製造時にどうしても商品にヨゴレがついてしまうことがありました。調べてみると、原因は空気の抜け穴から出る油モレ。抜け穴をふさぐと、今度は別の箇所に支障が出てきます。やっと対処できたと思ったら、今度は生産能力が高すぎて次の工程でタブレットが詰まってしまうという始末。3ヵ月くらい、打錠機と格闘していました。本当は、トラブルなんてないほうがいいんです。でも、トラブルって、成長できるチャンスでもあります。ただ対処するだけで得られるのは徒労感だけ。でも、深掘りしていけば、トラブル対処以上の知識とスキルが得られます。成長するチャンスはトラブルのなかにもある。そのことを、塩分チャージタブレッツのプロジェクトから学びました。

挑戦を支えられた側から、支える側へ。

安心できる会社の定義って何でしょうか。経営基盤が安定している会社?残業がない会社?私の場合は挑戦を見守ってくれる先輩がいる会社です。塩分チャージタブレッツの設備入れ替えでは、上長や先輩に助けられることばかりでした。ある設備を入れ替える前に商品の試作をつくるのですが、そのまま商品にしてしまいそうになったことがあったんです。当時はトラブル対処で周りが見えていなかったのですが、後から周囲の人に聞くと裏で上司が関係各所に調整してくれていたのです。私の前では、そんな素振りを一切見せませんでした。以前と変わらずに「挑戦してみたい」と言えば耳を傾けてくれます。2016年には、展示会でずっと目をつけていた混合機の導入と立ち上げを任せてもらいましたし、岡山工場での塩分チャージタブレッツのライン立ち上げの設備選定にも挑戦しました。ただ、いつまでも甘えてはいられませんから。先輩からもらったものを後輩に伝えるという、恩返しをしていきたいですね。

インタビュー

入社理由は?

食品とは関係の無い業界で就職活動していましたが、教授に関東工場のあるカバヤ食品を薦めていただき、徐々に興味を持ち、入社に至りました。

どんな仕事?

生産設備を通じた生産能力向上およびコストダウンです。生産技術課として、新規ラインの導入検討、生産能力改善、不具合改善をおこなっています。

仕事のポリシーは?

自分はまだまだできていませんが、「なぜ?」を繰り返すことです。「なぜ?」を繰り返すことで問題の本質が見えてきますし、これまで気づくことのできなかった視点で解決策を提案することができます。

カバヤ食品のいいところは?

挑戦と失敗の両面において温かく見守ってくださるだけでなく、いざというときにはフォローしてくれる先輩がいます。だからこそ、思いきって仕事ができているんだと思います。

どんな学生時代でしたか?

パンクバンドのボーカルとしてライブをしたり、スーパーでバイトしたりと、興味のあることは何でもやってみる学生時代でした。

趣味は?

洗濯、読書、ラジオ

学生へのメッセージを。

人生は、つまらないことをやるほど長くありません。興味のあることをとことん突き詰めてください。そして、仲間や環境、時間を大切にして過ごしてほしいと思います。