誰も気にしないところまで
こだわる大切さを、
信じている。

営業系 マーケット・バリュー戦略部 研究開発室 
N.Y. 2005年入社

ポリシーストーリー

地味に見えるものほど、欠かせないもの。

開発管理業務の仕事を簡単にいえば、商品化の最後の仕上げといえるかもしれません。たとえば、商品パッケージ。パッケージデザインが決まれば、可能なかぎりアイデアをそのまま実現できるような包装を考えます。袋タイプなら、店頭に並べたときにきれいに自立できる材質はなんだろう、商品が割れないようにするにはどうすればいいだろう、袋を空けたときに商品名が切れないデザインになっているだろうか、パッケージで表示されている表現に問題はないだろうか、実際に印刷したときに思い描く通りの発色ができているだろうか、予算内で収まるだろうかなど、商品開発における最終工程に近い部分を担うため、細かい業務が多いです。正直、派手な仕事ではないかもしれません。でも、非常に責任ある仕事だと思います。開発管理課にやってくる依頼は、すべて商品化が決定したものです。わたしたちがなんとかしなければ、商品が世の中に届きません。どれほどの難題としても、妥協することなく、魅力的なアイデアのままお客様の手元に商品を届けること。それが、開発管理課のミッションです。

お客さまからは見えない。
でも、気づいてくれる人がいる。

ヒットの神さまは細部に宿るという言葉を、わたしは信じています。小さな変化だとしても、お客さまの心を動かすことができるのです。既存製品の販売促進を見据え、パッケージを箱から袋に変えただけでも、購入してくださる顧客層は変わります。SNSで「パッケージが変わった!」「開けやすくなった!」なんて言葉を見ると、こちらの意図が伝わったようでうれしくなります。わたしの仕事は、商品を通じてお客様とコミュニケーションできるのです。開発管理課は、立ち上がってまだ間もない部署。さまざまな挑戦ができる可能性があります。この部署の課長として配属されて、ひとつの目標ができました。それは、カバヤのユニバーサルデザインの規定をつくること。「この色とこの色を組み合わせてはいけない」「開け口は、わかりやすくする」「箱にするときは、捨てやすい構造にする」など、カバヤの全商品に適用できる規定をつくりたいのです。すでに目標実現に向かって、少しずつ走り出しています。ユニバーサルデザインの資格をとり、カラーコーディネーターの資格取得にも挑戦中。部署の人数は、私を含めて10人もいません。少数精鋭部隊として、商品化に立ちはだかる課題はなんでも解決できる専門家集団でありたいですね。

インタビュー

入社理由は?

理由は2つあります。1つは、子どものころからお菓子が大好きだったこと。もう1つは、面接時もふくめて、緊張することなくありのままの自分でいることができ、受けて入れてもらえたことです。

どんな仕事?

開発管理業務をしています。商品化決定後、商品発売までの業務です。主にパッケージに関わっており、工場での包装テストや商標や知的財産管理、各種書類発行、パッケージ印刷に必要な版下作業などを、関連部署と打ち合わせしながら進めていきます。

仕事のポリシーは?

細部にこだわることです。商品開発は、一度発売して終わりではありません。むしろスタート。
人々のニーズは、たえず変化していきます。時代に合わせて、もっとよい商品や品質を探求したいと思っています。

カバヤ食品のいいところは?

年齢関係なく和気あいあいとしている社風ですね。2017年の社員旅行では温泉に行ったのですが、出し物で若手の子たちとダンスをして盛り上がりました。

どんな学生時代でしたか?

バイトもしていましたが、ラクロス一色の学生時代でした。

趣味は?

今は、登山が気になります。あと、ときどきラクロスの試合の審判をやっています。

学生へのメッセージを。

学生と接することが多いのですが、コミュニケーションがとても上手だと思います。特に、SNSなどの文字を通じた対話はスムーズです。今後、社会にでると、膝を突き合わせて対面で打ち合わせすることが増えてくると思います。直接話をするとき、要件だけ伝えればいいというわけではなく、自分の思いを乗せることで、相手にも感情が伝わり、仕事そのものに熱が帯びてきます。直接会うことでしか伝わらないこともあると思うので、どうか対面でのコミュニケーションを大切にしてください。