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5月病の症状で最も多いのは、6割以上が感じた「やる気の低下」。「5月病に関する調査」を実施しました。

5月病の症状で最も多いのは、6割以上が感じた「やる気の低下」。 「やる気」を引き出す秘訣 は、“外出する” “美味しいものを食べる”など “行動を起こすこと”。 きっかけとなる行動を設定することで、子どもは自発的に動くことが習慣化する!

カバヤ食品株式会社(本社:岡山市北区、代表取締役社長:野津 基弘)は、小学生・中学生の保護者を対象に、「5月病に関する調査」を実施しました。その結果、保護者自身も子どもも、5月病の症状として共通して最も多かったのが、“やる気が起きない”という症状。また、半数近くの保護者は、時期に関係なく、日頃から子どものやる気を引き出すことに苦労しているという結果になりました。

サマリー

  • 5月病の経験者へ調査を実施したところ、その症状としては「やる気が起きない」が最も多く6割を超えた。

  • 大人の5月病による「やる気」の低下への対処法として、「気分転換に外出する」ことを51.2%が実行し、その結果、 40.5%が高い効果を感じた。それは、脳の仕組みにより、行動を起こすことで「やる気」が引き出されたことによるものと分析される。

  • 子どもの5月病による「やる気」の低下への対処法は、「いつもより優しく接する」が52.2%と最も多かったが、その中で高い効果を実感したのは14.3%に過ぎなかった。一方、大人で高い効果があった「気分転換に外へ連れ出す」は、44.0%と子どもにも高い効果があった。

  • 子どもの「やる気」を引き出すことに46.3%の保護者が苦労しており、1年間で「やる気」が下がる月に関しては、56.0%が時期は関係ないと回答。5月病の時期に限らず、年間を通して、子どものやる気を引き出すことに苦労している。

監修

監修者プロフィール
池谷 裕二(いけがや ゆうじ)
脳研究者/東京大学薬学部教授
1998年、東京大学大学院薬学系研究科にて薬学博士号を取得。専門分野は神経生理学で、脳の健康について探求している。文部科学大臣表彰 若手科学者賞(2008年)、日本学術振興会賞(2013年)、日本学士院学術奨励賞(2013年)などを受賞。『やる気脳のつくり方』『記憶力を強くする』『パパは脳研究者』など著書多数。

調査概要

調査対象 小学生・中学生の子どもを持つ保護者
調査方法 WEBアンケート調査
調査期間 2023年3月24日~27日
サンプル数 300人
調査機関 株式会社ネオマーケティング

■5月病の症状で最も多いのは、「やる気が起きないこと」で大人も子どもも6割超。

5月の連休明け頃から、多くの人々が悩まされる原因不明の不調 “5月病”。5月病になった経験がある大人と子どもそれぞれに「5月病になったと感じた症状」に関して聞いたところ、共通して最も多かったのが「やる気が起きない」で 大人が63.0%、子どもが60.4%という結果になりました。続いて、大人は「何かをするのが億劫になる(51.9%)」「ネガティブ思考になる(41.7%)」となり、子どもは「何かをすることを嫌がる(38.5%)」「ネガティブ思考(38.5%)」という回答でした。
 

 主な5月病の症状を大きく分けると、頭痛や腹痛・発熱などの“身体的な症状”と、ネガティブ思考になったり、思考力・集中力が低下するといった“精神的な症状”、そして 何かをすることが億劫になる・やる気が起きないなどの“行動に関する症状”(=やる気に関する症状)の3つに分類できると考えられます。そして、今回の調査で最も多く選択された症状の上位2つは、いずれも“やる気に関する症状”となりました。

“身体的な症状”と“精神的な症状”に関しては、対処法として医療的な方法も考えられることから、今回は、私達が生活の中で工夫することで改善に繋がりやすい“やる気に関する症状”を感じた方へ追加で調査を行いました。そして、脳研究者として日頃より「やる気アップ術」を発信している池谷裕二教授監修のもと、調査結果を分析していきます。

■5月病を改善するために、大人の半数以上が実行したのが「気分転換に外出する」こと。 実行した4割以上が、かなり効果があったと回答。

5月病を改善するために大人が行ったこととして、最も多かったのが「気分転換に外出する」で51.2%、続いて「趣味など好きなことをする」40.2%、「美味しいものを食べる」37.8%となりました。また、3つの対処法に関しては、いずれも効果がかなりあったという回答が4割を超えており、大きな効果を感じた人が多かったことが判明しました。

【池谷教授コメント】体を動かすことが「やる気」に繋がる!

「やる気」は脳の真ん中あたりにある“側坐核(そくざかく)”というところから生み出されます。その“側坐核”は、心臓や肺などのように、私達の意思で自由にコントロールすることはできません。そう言われると、「やる気」は自分ではコントロールできないという風に思われるかもしれませんが、実は「やる気」をコントロールする方法はあります。それは、“行動を起こすこと”です。

実は、脳はとても騙されやすく、どんなに億劫でも体を動かして「やるんだぞ!」と思ってしまえば、「やる気」になります。例えば、朝起きるのがしんどくても、布団から出てしまえば大丈夫だったり、掃除をすることが面倒だと感じていても、掃除機をかけているうちに夢中になっていて、気付いたら必要のない場所まで掃除していたといった経験があるのではないでしょうか?体を動かすことで、「やる気」を引き出すことができます。

今回の調査で効果があったと考えられる「気分転換に外出する」「趣味など好きなことをする」「美味しいものを食べる」は、いずれも体を動かします。一度「やる気」を引き出すことができたら、今度は「やる気」が体を動かしてくれて、「やる気」はどんどん連鎖していきます。

さらに、何かを継続して行う場合は、例えば「3分間デスクを片付ける⇒仕事に取り掛かる」や「甘いものを食べる⇒洗濯物を畳む」など、きっかけとなる行動を設定して繰り返すことで、体が覚えて、その行動を起こすと、習慣的に仕事や作業を行うモードになります。

■5月病を改善するために、最も多くの保護者が子どもに行ったのが「いつもより優しく接する」こと。 実行して、かなり効果があったと回答した人は14.3%だった。

 子どもの5月病を改善するために保護者が行ったこととして、最も多かったのが「いつもより優しく接する」で52.2%、続いて「改善するのを待つ」40.3%、「気分転換に外へ連れ出す」と「やりたいことや好きなことをさせる」の37.3%でした。

「いつもより優しく接する」ことにより子どもの5月病にかなり効果があったと回答した保護者は、14.3%と比較的低い数値となりました。また、「改善するのを待つ」に関しても22.2%と同様に低い数値でした。

一方、大人で高い効果があった「気分転換に外へ連れ出す」は44.0%、「やりたいことや好きなことをさせる」も32.0%と、上位2つと比較して、大きく効果を感じた人が多かったようです。

【池谷教授コメント】じっと待っているだけでは「やる気」は引き出せない!

「いつもより優しく接する」「改善するのを待つ」というのは、体を動かすことと直接的には結び付けづらく、そのためあまり効果が感じられなかったと考えられます。大人と同様に「気分転換に外へ連れ出す」や「やりたいことや好きなことをさせる」を実行した方は効果がかなりあったことからも、やはり体を動かすことと「やる気」には関係があると言えるでしょう。じっと待っているだけでは、やる気は引き出せません。「やる気」は自ら迎えに行く必要があるのです。

お子さんが継続して何かを行う場合は、保護者がきっかけとなる行動を設定してあげると良いでしょう。例えば「ユニフォームに着替える⇒サッカー教室に向かう」「おやつを食べる⇒宿題をする」などを繰り返し行うことで、きっかけとなる行動を起こすだけで、習慣的に自ら動くことができるようになります。

また、やる気や集中力を持続するためには、脳のエネルギー源となる「ぶどう糖」がおすすめです。「ぶどう糖」を多く含むお菓子やフルーツを、おやつとして取り入れてみるのはいかがでしょうか?

■多くの保護者は時期に関係なく、子どものやる気を引き出すことに苦労している。

「日頃 お子様のやる気を引き出すことに苦労していますか?」という質問に対して、46.3%が「はい」を選択。さらに、「お子様のやる気が下がっていると感じるのは何月ですか?」という質問に対し、56.0%は「時期は関係ない」と回答しました。今回は5月病の時期に合わせて調査を行いましたが、5月に限らず、保護者の方々は年間を通して子どものやる気を引き出すことに苦労していることが分かりました。

調査に協力していただいた方々から、子どものやる気を引き出すことに関して以下のような悩みが寄せられました。

  • 「ご褒美を与えすぎたりするのも良くない気がするのでそのバランスが分からない。」(38歳/男性)
  • 「ご褒美をあげる方法はあっているのでしょうか?」(42歳/女性)
  • 「褒めて伸ばすという言葉をよく聞くが、褒める中での本人の成長を促すアドバイスや少し厳しい注意などのさじ加減がわからない。」(58歳/男性)
  • 「集中力を長く維持するか、複数回に分かれてでもいいので上げられる方法が知りたい。」(45歳/男性)
  • 「勉強を習慣化するためには、どうすれば良いか知りたい。」(47歳/男性)
  • 「TikTokのダンスはすぐ覚えるのに、3歳から習ってきたダンスは2年前に辞めてしまった。ダンス自体が嫌いではないようなのに何が違うのか。」(45歳/女性)

【池谷教授コメント】ご褒美や憧れの存在を設定することで、やる気をパワーアップさせることができる!

 複数の方から相談が寄せられていたご褒美に関してですが、継続して何かを行う場合、ご褒美はかなり効果があります。何か良い結果が出たときにご褒美をあげるのではなく、「この日まで続けたら、ご褒美!」「ここまでできたら、ご褒美!」というように、先に区切りを設定しておくことで、やる気を継続させることができます。また、“褒める”ということも、脳にとっては立派なご褒美です。しかし、褒められることが当たり前になってしまうと、今の自分に満足してしまって先に進めなくなってしまうため、何か良い結果が出たり、成長が見られたタイミングで褒めてあげることが大切です。「うれしい」「気持ちいい」という感情によって発生する刺激は、側坐核に伝わって、やる気を引き出してくれます。

最後のTikTokと習い事のダンスの違いに関してですが、おそらくお子さんはTikTokで人気の誰かに憧れているのではないでしょうか?憧れの誰かになりきることでも、側坐核に刺激が伝わり、やる気はどんどん出てきます。そのため、TikTokのダンスを夢中で頑張っていることが推測されます。脳は騙されやすく、「自分も絶対こんな風になる!」と強く思うことで、やる気もパワーアップします。

手軽に美味しく「やる気」をチャージできる“やる気チャージタブレッツ”

 今回の調査により、5月病の時期に関係なく「やる気」を引き出すことに苦労している方がたくさんいるということが明らかになりました。そして、下がってしまった「やる気」を引き出すためには、「気分転換に外出する」「趣味など好きなことをする」そして「美味しいものを食べる」など、体を動かすことが大切だということも分かりました。

カバヤ食品では、「あなたの100%のパフォーマンスをサポートする」をスローガンとした製品設計を行うチャージタブレッツシリーズより、 『やる気チャージタブレッツ』を販売中です。個包装でいつでもサッと食べられるので、勉強やスポーツなどの前に、習慣的に取り入れやすくなっております。また、美味しく召し上がっていただけるだけでなく、脳のエネルギー源となる「ぶどう糖」が手軽に摂取できます。やる気の低下を感じられた時には、「やる気をチャージするぞ!」とイメージしながら、ぜひ“やる気チャージタブレッツ”を親子でお試しください。

『やる気チャージタブレッツ』特設ページにて「やる気」に関する情報を発信中!

 『やる気チャージタブレッツ』の特設ページ
では、親子で役立てられる「やる気」に関する情報を発信しています。やる気を出したいことや頑張りたいことを3つ書き出し、全て達成できたときの自分へのご褒美を設定できる「やる気っかけシート」や、「池谷教授のコラム」など、日常生活でやる気を引き出すためにご活用いただける情報を、今後も随時公開予定です。

やる気チャージタブレッツについて

 勉強・スポーツ・趣味に。
即吸収エネルギーのぶどう糖をやる気を出したいどんな時でも
手軽に美味しくチャージできるタブレットです。
くちどけ広がる爽やかなすっきりレモン味です。
 
【商品名】やる気チャージタブレッツ
【価 格】オープン価格
【内容量】79 g

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